フェラーリ512S
制作:一万ボルトさん
詳細
まずは組み立て手順から考えさせられるキットでした。アンダーカウルはフロントクロスメンバらしきものの前あたりでカットし、フロントカウルと接着、そしてフロント、リア、アンダーの3つのパートで塗装。またバルクヘッドとエンジンを支える骨組み、そしてエンジンは、独立して組み、その後に集合させてからボディーにマウントしたほうが都合がよい(というよりもそうしないとシャーシが折れたり、はずれたり。たぶん)。
さて、このキットはエレールからウェーブに金型移行したものなので、良質(曲げやすく薄い)のエッチングパーツ(ワイパーとルーバー)がついていました。とはいえ、キットそのものも柔らかく、よれて、割れやすいのでご注意を。カラーは、512Mが好みなので、より近いものをと思い、タルガフローリオ仕様を選択したため、リアフェンダー下はカット。白と青の直線ラインでシャープにまとめました。512Mのキットはモデルファクトリーにありましたが、私にとっては高値の華(高嶺の花)。
蛇足かもしれませんが、このキット、最後の最後まで、フロントカウルとアンダーシャーシは接着しないほうが無難です。フロントのワイパー取り付け部やリアのラジエターやタンクなど、手順と仮組みをその都度確認するパーツが多いからです。取説の読み込みをしておかないと、落とし穴があちこちにあります。マフラーですら手ごわいです。なんでこんな分割なのか。サイドの窓ガラスに至っては下側のツメをカットしないと物理的に入りません(塗装前に合わすべきでしょう。フロントガラスのツメは削ってはいけません)。しかししかし、完成までカンバリます。
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